『百年法』読みました。

久しぶりに本を読みました。

百年法 (上) (角川文庫)

百年法 (上) (角川文庫)

 

 

百年法 (下) (角川文庫)

百年法 (下) (角川文庫)

 

 たぶん3年くらい前の嵐にしやがれでV6の岡田くんが嵐の櫻井くんに紹介していたもの。その後、友人のJ(って呼んでる大学の友達)がFacebookで勧めていて気になってたまま放置していた本。ちょうど本屋で見つけたのでGW用に購入。結果この土日で一気に読みました。(あれ? 連休から数週間経ってる……。)

あらすじはamazonさんから引用です。

不老不死が実現した日本。しかし、法律により百年後に死ななければならない――西暦2048年。百年の生と引き替えに、不老処置を受けた人々の100年目の死の強制が目前に迫っていた。その時人々の選択は――!?

要はずっと生きられるようになった代わりに、法律で死ぬ期日が決められる世界の話です。戦後日本のパラレルワールド

とにかく構成がすばらしかったなー。
中心になっているのは内務省の話なんだけど、同時に市民やテロリストのストーリーも進行していて、物語が進むに連れて「そうつながりますかー!」とぞくぞくしながら読みました。最後の方はどんどん伏線が回収されていくのですが、自分の文字を読む速度が遅くてもどかしいくらい。

ちょっと攻殻機動隊思わせる感じも個人的には楽しかったです。
死があるから、生きてる気がするんだろうな。

 

もっとライトな物語を読むつもりだったのに、ずっしりどーんなお話だったな。
でも「現実を忘れる」目的で本を読みたかったので、ぴったりでした。そのうち実写化しそう。